国、県および米軍の3者で行われた米軍基地内の調査結果が出揃いました。調査概要についてはこちらの記事をご覧ください。
排水路(3か所)で採取した水のPFOSおよびPFOAの合計値は120~140ng/Lであり、いずれも環境水の目標値(暫定)50n/gを超過していました。土壌は、入れ替えた汚染土壌が4.2ng/L、除去後の格納庫周辺の土壌が0.6~4.2ng/L、排水路周辺の土壌が2.8~29ng/Lでした。
今回の事故の原因は隊員たちが格納庫前でバーベキューを行った結果、格納庫の消化装置が作動したことだと判明しています。消火装置の一時停止ボタンの使用方法が広く周知されていなかったため被害が拡大したことや同じような事故が2014年にも起きていたことが分かり米軍の管理体制に批判が集まっています。
米連邦議会は全ての米軍基地において2024年10月までにPFOSなどを含む泡消火剤の全面使用禁止を定めていますが、コロナウイルスの影響で泡消火剤の代替品の開発計画に遅れが生じているようです。
事故後に県が行った基地周辺の水質調査の結果についてはこちらの記事をご覧ください。