平成29年度から主に米軍基地周辺でPFOS等の有機フッ素化合物の調査を毎年、夏季と冬季の2回行われています。令和2年度の冬季調査は59地点で行われ、PFOSおよびPFOAの暫定指針値(50ng/L)を超過した地点は34地点でした。
最大濃度は前回の夏季調査と同じく嘉手納町の民家地下水であり、その濃度は2,800ng/L(前回は3,000 ng/L)でした。
また、PFOSおよびPFOAが暫定値超過した地点では、PFHxSと6:2FTSの2物質も高い値である傾向がみられました。PFHxSと6:2FTSの最高濃度地点は嘉手納飛行場周辺で、PFHxS の値は730ng/L(同地点のPFOSおよびPFOAは1,800ng/L)、6:2FTSの値は1,200ng/L(同地点のPFOSおよびPFOAは2,300 ng/L、2,800ng/L)でした。
前回の夏季調査に引き続き嘉手納基地および普天間飛行場で高い値が検出されています。県は基地からの影響である可能性が高いとし、国に調査および対策を求めていくとしています。
沖縄県:https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/hozen/mizu_tsuchi/water/pfos-pfoa_r2-winter-result.html