米軍基地内の調査について
5月12日時点で計5回の調査が市、県および国によって行われ、そのうちの3回の調査で水や土壌の採取が行われています。調査概要は以下のとおりです。なお、いずれの調査結果もまだ公表されていません。
1回目:格納庫付近の排水路などの3か所で水を採取(4月22日)
2回目:格納庫周辺の5か所で土壌を採取(5月1日)
3回目:入れ替えした汚染土壌や格納庫付近にある排水路の土壌を採取(5月11日)
今後について県は汚染がないことの確認として漏出がなかった箇所の土壌採取が行えるよう引き続き調整をする意向を示しています。一方、防衛省は必要なものは十分に得られたため立ち入り調査はいったん終了する意向を示しています。
基地周辺の水質調査~沖縄県実施~
県は4月11日および14日に普天間飛行場付近にある河川、湧水および牧港漁港の海水について調査(計8か所)を実施しました。5月18日現在、結果はまだ公表されていません。
基地周辺の水質調査~宜野湾市実施~
市は4月13日および16日に比屋良川など計8か所の水質検査を実施し、以下のような結果を得ています。PFOSおよびPFOAについて河川などの公共水域や地下水における基準値は設定されていません。現在、PFOSおよびPFOAを要監視項目に追加し、その暫定的な指針値を50ng/L(PFOSとPFOAの合計値)とすることが環境省において検討されています。なお、水道水に関しては水質管理目標設定項目(水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意すべき項目)として設定され、その目標値は50ng/L(PFOSとPFOAの合計値)とされています。PFOS、PFOAやPFHxSについては別記事をご覧ください。