平成29年度から主に米軍基地周辺でPFOS等の有機フッ素化合物の調査を毎年、夏季と冬季の2回行われています。令和2年度の夏季調査は54地点で行われ、PFOSおよびPFOAの暫定指針値(50ng/L)を超過した地点は36地点でした。最大濃度は嘉手納町の民家地下水の3,000ng/Lでした。PFOSの代替物質PFHxSと泡消火剤から分解生成した事例がある6:2FTSも今回調査が行われており、PFOSおよびPFOAが暫定値超過した地点についてはこの2物質についても高い値である傾向がみられました。PFHxSの最高濃度地点は嘉手納飛行場周辺で720ng/L(同地点のPFOSおよびPFOAは1000ng/L)、6:2FTSの最高濃度地点は普天間飛行場周辺で1300ng/L(同地点のPFOSおよびPFOAは470ng/L)でした。
なお、今回はキャンプハンセン、キャンプシュワブおよびキャンプマクトリアス周辺も新たな調査地点として加えられています。
沖縄県:https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/hozen/mizu_tsuchi/water/pfos-pfoa-r02-summer-result.html